2023年1月より当店では【珈琲】を始めます。

コーヒーではありません。珈琲です。

そんなに大きな変化か？と思う方は日本全国どれだけ少なく見積もっても5000万人くらいいるかとは思いますが、

そもそも大のコーヒー党であった僕が大阪平野にてコーヒーをやってこなかったのは大きな理由があります。

それは【他がうまいから】

こうやって書くのも料理人としてどうかとは思いますが、ぶっちゃけセブンイレブンのコーヒーだってめちゃくちゃおいしいし、当店の周りにはおいしいコーヒー屋さんが何店もあります。

その方たちには(そちらのコーヒーがおいしすぎて僕はお店でコーヒーを出すことができません)と冗談めいてボケていますが、お料理をお召し上がりになった後の食後のコーヒーのご要望が多いこと。

コーヒーを最後に持ってきてコース全体を緩やかに落ち着くような雰囲気を今後作り出していくこと。

以上のことを考え2023年よりコースの最後にチョイスできる1つとして珈琲をご用意する運びとなりました。

しかしながらコーヒーの知識が全くない僕がここから先1人で店やメニューの構成に合う味や香りを研究していくのは、これはこれで僕の好奇心が高まる部分ではございますが、提供するまでにとても長い時間がかかると思います。

そのため餅は餅屋、コーヒーはコーヒー屋といった形で今回ミナヅキ珈琲様の当店専用にブレンドをご用意していただけるお話をさせていただきました。

店内のドリンクは今後はコーヒーのみ。(コーヒーが飲めない方のために何かしらは)

コース内容にに含めるか含めないかで来店時に選択していただければと考えています。

コースの最後に落ち着くための珈琲ではありません。

最後までの流れを考えての全てが伏線です。

素晴らしい珈琲を扱わせていただくんです。

【ただの一杯】【食後の喫茶】なんてものにはしません。

いただいた珈琲に合わせる。

物語の終わりを決めてから始まりを考える。

全てがコースとして完結できるような構成で物語を進めていきます。

コーヒーのテイクアウトもできません。

やりません。

それように作っていただいているわけではないからです。

お湯の沸かし方、豆の挽き具合、温度、抽出。

これら全てを扱わせていただくんです側として恥じないように今後は毎日を通してアップグレードしていきます。

【ただのコーヒー】を飲むのであればカフェへどうぞ。

調子に乗らせてください。

乗っても恥じないように頑張りますんで。