オープンして1ヶ月ほどでインスタグラムや店頭での【ご予約】を開始いたしました。

予約の開始を僕はあえて大々的に告知していなく、とりあえずの【客引き】のための予約は嫌だったからです。

僕にとっての予約とはなんなのかを考えた時、僕にとっては【意識】なのだなぁと理解しました。

予約を受けるということは【約束をすること】です。

当店に向かって【来てくれる】ということで、【当店を基準にその日1日のスケジュールを考えてくれている】ということでもあります。

そのために何ができるのか、食材の良さをどうやって持っていけるのかを考えることが僕にとっての予約の本当の意味であり、それはもしかすると普通の店からする予約と言う"ただの"システム上の概念ではないようにも考えられます。

大々的な告知もしていないため、現在ご予約はそんなに多くはありません。

しかしながら僕にとっての予約は多いか少ないかではなく、どのようにご予約してくれた方に対して最高のパフォーマンスをご提供できるかが最大の問題であるため、今まさに真剣に予約に対して毎日取り組んでいるところです。

当店ではカヌレの取り置きいやラスクの取り置きも行っています。

それも上の予約と同じ意味で、そのまま取っておくではなく最高の状態を【確保する】という意味になっています。

時間に対して逆算しておいしい状態を作り上げる。

皆様からすると(ただの予約)が、そのような状態を作り上げていることを理解していただけたらとてもうれしいです。

たまにお伝えしていますが、当店は今から3年後現状の活動を終了し、完全予約制のプライベートレストランに切り替わっていこうと思っています。

その目標があるため、この店の(予約)と言うシステムは意識と言う概念から他店と少し変わっているところがあります。

皆様のアプローチ自体は他店様の【ご予約】となんら変わりはありませんが、僕はご予約をいただいた皆様へ【返すもの】が違います。

単なる席の確保ではない【当店の予約】で食事を一層良いものへしていただけると嬉しいです。