2023/12/27 15:56
児童手当の支給額が変わった。
大学無償化の制度が変わった。
個々人意見はあるものの、日本が少子化に対して少しずつ何かを変えていこうと言う姿勢は伺えた2023年でした。
2024年はどうでしょう。
政府が何かしてくれるから。
都合が悪ければ、すべて誰かのせい。
子供が生まれるまでの僕はきっとそんな人間だったのかもしれません。
自分に子供が生まれたから、行っている全ての原因は自分にあり、その結果は、自分の子供たちが受けてしまうと思うと、
(誰かのせいにする)という事は、何も生まないことがよくわかるのが子育てです。
子供は騒ぎます。
子供がこぼします。
子供は食べません。
子供がいると行ける店はとても限られてくると思います。
多くの飲食店やレストランが子ども連れで入れない理由は、店頭に(お子様連れお断り)と書いてはいないものの、日本特有の同調圧力や(空気)によって、子ども連れの親が気まずくなるような雰囲気を作り出したりすることにあると思っています。
確かにビジネスの面から考えると、料金は大人の人数分に対して、赤は最低でも大人の1.5倍はかかる。
そのお金を生まない1席は、経営者からすると、できるだけないものにしたいと考えるのが普通だと思います。
自分が親になり、自分が経営者である中で、どちらの考えが正しくどちらの考えが間違っていると言う判断だけではなく、何を自分が今するべきなのかを真摯に考えました。
僕は子供を連れてファミリーレストランに行くのはもう嫌です
確かに騒いでもこちらが気まずくならないとは言え、脂っこい食事に写真とは違う皿の上。
何度も行くうちに飽きてしまうのは必然だと思います。
今子連れで行けるレストランはとても少ないです。
それはひとえに(ビジネスを知っている側の勝手な理由)だと思っています。
それらの人間の民意束ねた政府と言う機関には身勝手に少子化の対策を求めます。
自分が1人の親として、自分が小さいながら、1つの店を持っている人間として、2024年はできるだけ多くのお子様連れの方に気兼ねなく来ていただけるよう店の雰囲気を整えていきたいと考えています。
お子様連れで行くところが限られている方はご連絡ください
狭い店内なので、ベビーチェア等の用意はありませんが、家族のみでお食事を楽しめる空間は僕が用意できます。
ちゃんとしたものを食べる。ちゃんとした空間で食べる。
学校や給食に任せている食育は、家族で行けるレストランでもできるはずです
店主である僕は修行の時分より、スタイリッシュで洗練されたフランス料理の店を作りたいと考えてきましたが、それには店の面積や働けるメンバーの数、使える機材の数などのあらゆる制約があり、独立時は少し悲しかったです。
しかしながら、店の内装や雰囲気がどうであれ、そこでものを作っている人間の意思が高ければ問題ないと言うことが、ここ最近よくわかってきました
居酒屋なのに、本当にしっかりした調理技術を持っている料理人の方もたくさんいるし、自称プロの料理人といっても、全くレベルの低い調理技術で活躍を目指そうとしている人もたくさんいます。
本音を言うと、ミシュランの星を狙うような都心部でレストランをやってみたいとは思います。
しかし自分の身の丈に合った今のお店は結構好きです。
僕の店はファミリーレストランで良いのかもしれません。
過去にしっかりとフランス料理を勉強し、今も暇さえあれば、古典フランス料理の勉強をしているシェフが本気でファミレスをやる
そんなのもまた一興かと思います。
レストランだから子供連れで行けない。
子供が騒ぐからゆっくりとご飯が食べられない。
そんな思考停止な思い込みは、親にとっても子供にとっても悲しいものなので、僕の店だけはそんな店じゃないようにしていきます。
それにつきまして、いくつか注意点もございます。
保健所からの指導の関係で、店内でオムツを交換することができません。大変お手数かと思いますが、ご自宅にて用を済ませてからお越しいただけたら嬉しいです。
店主は授乳時、離乳食時と自分の子供にしっかりと向き合ってきた自負があります。
完全な職業病ではありますが、粉ミルクも、赤外線温度計でしっかりと温度を調整して作ってきました。
持ち運びの固形のミルクも作れます。
お子様の年齢に合わせ持ち込んでいただいた離乳食の温めもできます。
そこら辺は気軽にご相談ください。
2024年は積極的に子連れオーケーと謳っていきます。
自分が何もしてないのに、国の政策に文句を言う人間にはなりたくはありません。
僕は僕なりに子供に対して、子供を育てる親に対してできることをしていきたいと思っています。